映像・マスコミ・芸能・編集の用語集

組織

芸能事務所
芸能人とマネジメント契約を結び、芸能活動を円滑に進めるための様々な支援を行う企業組織。タレント育成のための指導や、プロフィール等の宣伝材料(宣材)の作成、スケジュールの管理、トラブル処理、ギャランティーの交渉・請求、メディアへの営業活動といった業務を行う。俗に芸能プロダクション、音楽プロダクション、タレント事務所とも呼ばれる。
NHK
日本放送協会(Nippon Hoso Kyokai)の略。放送法に基づいて1950年に設立された、総務省が所管する特殊法人。日本のみならず、世界でも有数の大規模な放送局である。広告を主な収入源とする民間放送とは異なり、受信契約に基づく受信料を徴収することにより運営されている。
民間放送
民間資本により設立された放送事業者が行う放送。また、それを行う事業体のこと。民放という略語が用いられることも多い。主に営利事業により放送されるため、商業放送と呼ばれることもある。その収益源は、スポンサーからの広告(コマーシャル)によるところが大きい。
出版社
書籍や雑誌などを印刷し、販売・頒布することを生業とする会社。文芸書、専門雑誌、総合雑誌、学術書など、出版社の専門ジャンルは様々。出版を専門とする企業だけでなく、他の事業と同時に出版を手がける企業もある。
編集プロダクション
出版社からの依頼によって、雑誌や書籍の企画立案・取材・執筆・入稿作業までを行う会社組織。一連の仕事の一部だけを任される場合もある。大手出版社から編集部の機能を分割した組織や、数人による出資で立ち上がった組織など形態は様々である。業界内では、「編プロ」と略して呼ばれることが多い。
記者クラブ
首相官邸・官庁・業界団体などで取材活動をする記者が、共同会見といった取材の際に便利なよう組織された団体。また、その詰め所そのものを指す。国外においては、同種の組織は一般的ではない。

職業

モデル
職業としての「モデル」は、ファッションショーなどで衣装を着て観客の前で披露する、ファッションモデルを指すことが多い。手や耳などを専門とするパーツモデル、ヘアモデルといった職業もある。所属モデルを斡旋・派遣する事業を行う代理店をモデルエージェンシーと呼ぶ。
ディレクター
映画の監督や演劇における演出者、テレビやラジオ番組の主担当者など、制作物の指揮を執る者。作品の質に対して責任を持つ立場であり、企画・立案から制作まで、業務全般に関与する場合も多い。
アシスタントディレクター
映画・ラジオなどの放送業界における、演出部の職種。主にディレクターの下に位置する補佐的な仕事を担当し、助監督・演出補・演出助手・演出補佐などとも呼ばれる。その実務は取材・機材の手配、撮影現場での指揮代行からロケ中の食事の手配まで、多岐にわたる。略称はAD。
ライター
文章を書くことを職業としている人。著作家、文筆家などとも言う。雑誌や書籍、ウェブサイトといったメディアから、広告コピー、機械のマニュアルなどの執筆まで、ライターの活躍するフィールドは幅広い。会社に所属しないフリーライター、もしくは編集プロダクションに籍を置くライターが多い。専門とする分野により異なる呼ばれ方(ルポルタージュであればルポライター、シナリオであればシナリオライター)をすることもある。
編集者
書籍や新聞、雑誌などの出版物を編集する人。企画の立案、執筆者との交渉、原稿整理、校正・校閲、デザイナーとの交渉、用紙の発注、印刷所との交渉、原価計算など、その実務は多岐にわたる。ただし、会社によっては校正・校閲の専門部署が設けられているなど、企業規模や業態によって編集者の実務・仕事量は大きく異なる。

一般用語

あごあし
「あご」は食費、「あし」は交通費のこと。食費および交通費が負担される場合は「顎足付き」、さらに宿泊費が加わる場合は「顎足枕付き」と言う。一般に、テレビなどで出演者に支払われるギャランティー以外に、これらの費用が先方持ちの場合に使われる。
色物
寄席演芸で、落語以外に彩りとして演じられる漫才や曲芸、奇術などのこと。大阪では、漫才以外の落語などのことを指す。テレビ業界では、専らお笑い芸人のことを指して用いられる。
お蔵入り
制作済みのテレビ番組が使われないこと。上演予定の芝居や完成済みの映画の上演・上映が取りやめになること。理由としては、制作後に内容に関する問題や何らかの不祥事が発覚した場合、権利問題や金銭問題の発生などが挙げられる。後に問題が解消し、公開される場合もある。転じて「計画が実行されないこと」の意味でも使われる。
ジャーナリズム
新聞・雑誌・テレビなどで、時事的な問題を報道・解説・批評するにあたっての考え方や規範。また、それらの活動を行うメディアや活動そのものを指す場合も多い。
ナレーション
主に映画やテレビで、ストーリーや情景、登場人物の心理状態などを語り、説明すること。話し方や話術そのものを指すこともある。その語る人をナレーターと呼び、基本的には原稿を読み上げる声だけの出演となる。また各種展示会や式典・イベントの司会、企業紹介や教材ビデオの出演などもナレーターの仕事である。
メディア
媒体・方法・手段のこと。特に、新聞・雑誌・テレビといった、報道の役割を担う情報媒体を指すことが多く、しばしばマスコミと同義語として用いられる。マスメディアとも呼ばれる。磁気ディスクなど、情報を保存するための外部記憶装置の媒体を指すこともある。
ゴシップ
世間で伝聞される興味本位のうわさ話の事。芸能・マスコミにおいては、芸能人などのゴシップのことを、不祥事や醜聞、金銭・異性などに関係した良くないうわさを意味する「スキャンダル」という表現で伝えられる事が多い。
コラム
新聞や雑誌に掲載されている、短い評論やエッセイのこと。罫線で囲まれた体裁をとることが多いことから、囲み記事とも言う。コラムを執筆する人のことを、コラムニストと呼ぶ。ちなみに原義は、古代ギリシャ・ローマ建築の石の円柱のこと。

専門用語

校正
印刷物の仮刷りと原稿とを照らし合わせ、体裁を整えたり文字の誤りを正すこと。同時に、デザインや色彩の誤り、発色の確認も行う。特に色彩・発色の確認を行うことを、色校正(色校)と呼ぶ。大手出版社や新聞社では、校正を専門とする部署が設けられていることが多い。中小の出版社では、著者や編集者自身が校正を行ったり、派遣職員やフリーの校正者を雇い入れるなど、業態は様々である。
校閲
通常の校正に加え、原稿内容の事実関係にまで踏み込んで誤りを正したり、不足な点を補ったりすること。校正と校閲を同時に行う場合も多い。
校正記号
校正の際に用いられる記号で、日本では一般基準として日本工業規格(JIS Z 8208)により規定されている。主な記号に、文字・記号などを取り去り後を詰める「トル」、訂正を取り消す「イキ」などがある。校正記号を記入する際には、主に赤色または青色の筆記具を使用する。
ゲラ
校正のために印刷される試し刷りのこと。語源は、組んだ活字を納める箱を意味する「galley」だが、転じて試し刷りそのものを指すようになったと言われる。ゲラ刷りと呼ばれることもある。
級数・ポイント
主に文字の大きさを表す単位。1級は0.25mm、1ポイントは0.3514mmとなる。ポイントは「ポ」、級数は「Q」とも表記する。なお、級数は日本の印刷独自の単位である。
DTP
デスクトップ・パブリッシング(desktop publishing)の略。コンピュータを用いて、レイアウトや版下の作成など、出版のために必要な一連の作業を行うこと。コンピュータ、専門ソフト(QuarkXPressやInDesign)の発達に伴い、近年急速に普及した。
オフレコ
記者会見やインタビューなどの際、取材した内容の公表・記録をしないことを条件に話すこと。非公式を意味する「off the record」の略。対義語はオンレコ。
アフレコ
映画やテレビで、画面だけを撮影しておき、あとから画面に合わせたセリフや音声などを録音すること。「after recording」の略。対義語は「prescoring」の略であるプレスコ。
冠番組
芸能人や提供スポンサー等を番組名に使用したテレビ・ラジオ番組のこと。お笑いタレントや芸能人等は、冠番組の数が人気のバロメーターともなる。
ゲネプロ
演劇・舞踊・オペラなどで、開催初日や演奏会の前に本番と同じ手順で行う総げいこのこと。最終リハーサル。本番同様にコスチュームを着用するため、ドレスリハーサルと呼ぶこともある。
コンポジ
モデルやタレントの宣材写真、プロフィールをまとめたもので、コンポジットの略。いわば履歴書・職務経歴書のようなものであり、コンポジの出来がモデル・タレントの起用に大きく影響を及ぼす場合も多い。

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